2018年7月22日日曜日

地域医療Next step

 身近な人には今後のことについて話をしていましたが、次の勤務先と現在交渉中です。

 ER医として後期研修を終了し、北海道でへき地医療を経験させていただき、長崎県で離島医療の難しさを教えていただき、世界でも勢いがあるオーストラリアのrural generalist達がどのようなことをしているのか、また、どのようにへき地で教育をしているのか、どのような教育システムを構築してきているのかを学んできました。

 まだ12年。もう12年。

いろいろな方にお世話になってここまでやってきました。このブログも始めてもう7年になります。早いもので。その時から

「地域から発信しながら、地域医療の現実を伝えながら仲間を作っていきたい」

と思っていました。軸はぶれていません。

 次の勤務先では、今まで学んできたことをさらに活かしながら、地道にゆっくりと、でもしっかりと前に進んでいきたいと思います。
軸は、

  「地域医療と地域病院での医学教育」

すぐにoutcomeがでないことや、協力して下さる仲間がいないと心が折れたり、医師としてもburnoutする可能性が高いことも承知で、地道に取り組んでいきたいと思います。
bossであった京都府立医大教授の太田先生の言葉

 謙虚にタフに

いつも忘れず、実行していきたいです。
先のblogでも書きましたが、本格的に常勤として働くのは11月予定です。9月後半〜10月の間に、今までにお世話になった先生方や同期、後輩に挨拶回りをしたいと思っています。
 primarycare関連の方だけでなく、お時間のある方は御連絡頂ければどこでも会いに行きたいと思っているので、御連絡ください!
 
 

2ヶ月間の休息

GENEPROの研修が終了しました。
オーストラリアでの3ヶ月はあっという間に終わり、気付くと4月の最初にDr.Dillipからもらったノート一冊に3ヶ月で学んだことをびっしりと記載していました。

が、さらに書ききれないほどの経験をしたと思います。家族で3ヶ月、転々と移動することは想像していた以上に大変なことは沢山ありましたが、それ以上に家族にとっても素晴らしい経験、出会いがありました。車での長距離ドライブ中や子供が寝たあとに、自分が奇跡的に起きているとき(早寝なので、いつも申し訳なく思っていますが・・・)は、妻とよく

「こんなことはなかなかできないだろうし、このタイミングでないと出来なかっただろうから、とても良かったね。」

 と話をしています。
振り返ると、結婚してから8年弱で、引越回数は10回以上。短期研修の移動も含めるとさらに増えます。
 
 本当に迷惑をかけながら、根無し草のように過ごしてきました。でもそのおかげでたくさんの素晴らしい方々に出会うことが出来ました。

 結婚してから、ハネムーンもまともにいくことが出来ず、気付いたら8年。いつか行こう行こうといって早8年。
 
 子供も一緒のハネムーンということで2ヶ月間の休息を取ることにしました。

日本的には履歴書に空白期間が空くのはあまり勧められないというご指導も頂きましたが、諸外国の医師やその他の業種の方々とも出会い、
やはり家族と素晴らしい時間を過ごすことが一番の幸せであると気付かされました。

 今回は、仕事の変わり目。人生の変わり目でもあり、思い切って2ヶ月間仕事をしないことに決めました。日本にもまだ帰っていません。帰国は8月末予定です。
 
 しがらみなく、家族と非日常の中で、日常を過ごして子供の成長を毎日見ています。
成長と共に自我が形成されていき、いろいろなところで子供に対してもイラッとすることもありますが、これも成長なのかな?! しかる自分にまたイライラしたりと大変ですが、
これも家族を持つ人は当然のことです。夜にチラッと子供を見るだけだと、可愛い部分しか見えないこともありますが、四六時中ずっといると、なかなか子育てや主婦の大変さを身にしみて感じます。2ヶ月という短い間ですが、出来ることから妻のサポートをしたいと思います。
 

2018年7月3日火曜日

Longreach hospital

更新に少し時間が空きました。
6月はLongreach Hospitalというところでの研修でした。

現在改築が進んでいる最中です
Brisbaneまでは、1300kmとさらに離れた場所になります。
詳細はこちら

日本語での観光案内などもほとんどなし。

Qantas Founders museum

というのがあり、飛行機好きには持ってこいかもしれません。

他には、150kmほど離れたところに、Wintonという町があり、恐竜の発掘された場所があります。(日本の福井県勝山のようなところです。)

Australian age of dinosaurs

町自体は3000人程度ですが、カバーする医療圏は半径250kmで3万人弱。
病院は町中からは車で3分ほど離れています。
入院ベッド数は20弱 産科3床
レントゲン、エコー、検査室あり

また、メインストリートに公立クリニックがあり、医師はそちらでも勤務をします。
重症の人のみ、病院で診察をする。
その他や、慢性疾患の管理はクリニックで行うというシステムです。

日本の病院の外来スペースが離れにあるというイメージでしょうか。

若手の医師たちが、病棟担当やER担当をシフトでカバーします。

最寄りのCTはEmerald hospitalのため500km離れています。
さらに最寄りのMRIはBrisbaneのため1300km離れています。

日本でも離島でCT,MRIのないところで研修をさせてもらいましたが、
診断する上でCTがないと普段出来ていることが大幅に出来ないです。
strokeは、出血か梗塞かわからないためt-PAも使えない。
大動脈解離や外傷性出血などについても初療が遅れる可能性が高い。

この10月にCTが始めて導入されるようです。
お産に関しては、母体にリスクがない場合、帝王切開も行います。また、Brisbaneから、婦人科医師や整形外科医師が定期的に来て、手術を行うこともあるようです。その際の麻酔担当は、常勤医師が対応するという感じです。(このあたりは、上五島病院に似ているところかもしれません。)
手術室も新しくなり、麻酔器も新しいです。

Drは、後期研修医も含めて10人程度 学生の研修受け入れも行っています。
院内の敷地には、JCU(James cook university)の宿舎があり、学生はLongreachに来ている間は
生活費がタダです。利用できるのは、医学生だけでなく、リハビリの学生なども含まれます。この建築費用は、政府と大学が合同で出資しているそうです。
BBQ出来る設備もあります笑

Longreach Hospitalがカバーする地域も他の地域と同様に広いため、1週間に一度近くの地域(といっても100kmほど離れていますが),Isisfordというところへ診療応援に行きます。

350人ほどの人口。アボリジニーの方もいて、生活について少し伺うことが出来ました。

Isisford clinic
そこでは1人の看護師が3ヶ月ごとにシフトで勤務をしていて、毎週月曜日に医師が応援診療に行くという体制です。精密検査が必要と判断した場合や、入院加療が必要と判断した場合には100km先のlongreach hospitalへ搬送となります。
看護師とのやりとり

そのようなクリニックでも、基本的には検査結果は、以前にもお話ししたようにsecurityのあるweb上で共有されていて、救急時の対応セットはhospitalと同様のものを作って、救急時の対応を簡便化しているところがシステマチックだなと感じました。



地域でのお産をしっかりと守るためのシステムがありました
Longreachの町自体は、とてもゆったりとしていて、人もみんなやさしく楽しかったです。
不思議とどこの町もそうですが、町が小さくてもこの規模だと、ジムやプールがあり、子供が遊ぶ公園はどこも遊具がしっかりとメンテナンスされていて日よけ付き。しかも、転けても痛くないソフトシート。
 いろいろな点で、行政のお金の流れも垣間見た研修でした。



Dr.John ありがとうございました!















コツコツとやっていきます(報告)

 先日、SNSで一部報告いたしましたが、11月から本腰を入れて仕事を始めさせていただけることになりました。  場所は、 千葉県勝浦市 塩田病院 現院長が3代目という地元密着型の病院です。  規模も、私が今まで働いてきた病院(湘南鎌倉総合病院や松前町立松前病院・上五島病院)...