2016年6月26日日曜日

不器用の一心に勝る名人はいない

「棟梁 小川三夫 技を伝え、人を育てる」
塩野米松 文春文庫

を読みました。宮大工を育てるには?育つには?
といった、小川さんが今まで30年間棟梁として行ってきたことを聞き書きした本です。

当院の院長より以前から薦められていた本でした。

医療と宮大工の世界

それぞれ異なるので、同じようにはいかないところもあるとは思いますが
共通する部分もたくさんあると思います。

「素直に物に触れる 素直に言葉に耳を傾けることが成長につながる」

「出来る最高のことをする」(道具に規定されるわけではない)

「上に人が詰まるような組織は腐っていく」

「責任は人を育てる」

「人には癖がある。その癖を見抜いて、生かしてやるのが勤め」

それぞれの言葉に重みを感じました。

特に
「不器用の一心に勝る名人はいない」
のくだり。
 
 私は、不器用です。わたしのことを知る人は「うんうん」と頷くのですが、
本当に不器用です。要領が悪いです。
なので、同じ結果を出すためには、人の何倍も時間がかかりました。覚えも悪いので繰り返し反復練習をしました。(医療だけでなく、受験勉強も、中学校時代の部活も・・・)
 特に医療に対しては「一心」です。
初期研修医時代の2年間は本当に物理的、精神的にその他のことを考える余裕もないぐらいに集中させてもらいました。
 たくさん叱ってもらいました。
今となってはあの修行があっての「今」だと思っています。
本当に感謝しています。

今度法隆寺へ訪れるときには、また違う感覚を覚えそうです。


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