2016年6月29日水曜日

医療者とそうでない人とのずれ


この1ヶ月、いままで3年間のことをいろいろと考えてます。

結局、このような結果になって一番憂いているのは

「地域医療」

に従事しようと思っている、または従事されている医療者なのではないかと。

 地元住民にとっては、『町の病院』があればいいわけで、いつもの処方をしてくれて、
できることなら、24時間365日時間外対応もしてくれる

そんな病院があればいいのです。もし、無理なら時間外は目をつぶる。
そういうことです。

今回のことで、「地域医療」の教育機関がなくなる損失について敏感なのは
医療者だけなのではないでしょうか。
そして、そういう機関がなくなることで、
 将来的に医師不足→医師確保困難→最低限の医療の担保も困難
という図式が理解出来る方も憂いているのではないでしょうか。

 住民の方にとっては、どんな形であれ、「びょういん」があればいいのです。
そこにどんな医師がいるかどうかの判断はわかりません。
 「目の前の医師が自分と合うかどうか」
が判断基準ですから。
それは、都会であってもそうです。都会のほうが
「○○病院に受診に来ているから安心」
と思っているのかもしれませんが。

このずれは、見識者が熱く語っても、伝えようとしてもなかなか伝わらないことかもしれません。耳を傾けてくれようともしないかもしれません。
 住民にとっては目の前の「いりょう」がアルorナイのことが一番の問題ですから。
その先の「地域医療の将来」や「地域医療のための教育」というのはその次です。


何人かの医師が残ったとして今の業務量は困難だと思います。もし7人いる医師が3人になったとして、今の仕事をしようと思うと単純計算で

 一人あたり2倍以上

働くことになります。

当直は月に10回(弱)

体力のあるうちは出来てしまうかもしれませんが、いつまでもつか。

病棟を減らせばいいんじゃない?
となれば、減らしたはいいけど、高齢者の数はまだ20年減らないわけで、入院できない人はどこに行きますか。
 元気だけど独居で生活が困難な人たちがすこし体調が悪いといっても、
ベッドに制限があるため入院での経過観察など出来なくなるように思います。


「町にあった病院を作る」

 どうぞ将来を見据えて町にあった病院を作って下さい。医療者専門家の意見を取り入れないで考えた試案で。

「医師 医療スタッフの確保に努めます」

 ぜひ、頑張って下さい。10年前まで医師確保するために年間5000万程度の予算を組んで全国を回って探していたことをこれからするということですね。「頑張ったけどダメだった」では許されないので、責任をとってくださいね。それと、何人かの医師が残って、クタクタになって3年〜5年頑張ったけど、辞めたということになっても、それはあなたの責任です。そのときに今のポストについていなくてもきっかけはあなたですからね。一生このことから逃げないように。

 医師は、魅力のある病院に集まるのです。
きれいな病院に集まるわけではありません。






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