2016年5月20日金曜日

無症候性頸動脈狭窄症 ステントVS内膜剥離術

Randomized Trial of Stent versus Surgery for Asymptomatic Carotid Stenosis 
published on February 17, 2016, at NEJM.org. 

この度、出ました。とうとう無症候性の頸動脈狭窄症患者さんに対する治療について。
大規模スタディ。
 当院でのjournal clubでの内容振り返りです。

P:無症候性の頸動脈狭窄症患者
I:頸動脈ステント術を行う群と
C:頸動脈内膜切除術を行う群で
O:術後1年間での死亡・脳梗塞発生・30日以内の心筋梗塞に差があるかどうか

When:2005年3月30日〜2013年1月18日
Where:アメリカ合衆国 中心はハーバード
Who:18歳以上80歳未満の無症候性頸動脈狭窄症の患者
(狭窄は70〜99%の患者:エコーと血管造影で診断)
閉塞部位はCCAからICAの分岐部
 除外基準:両側高度のCCA狭窄がある人
手技を行う人は、症例数が一定(25症例以上)を満たしている
What:ACT(Asymptomatic Carotid Trial) prospective multi center  trial で行う。
ステント術:内膜剥離術は3:1で行う。
ランダマイズした後は、2週間以内に治療開始とする。
全ての患者は術前3日前からアスピリン325mgを内服する。ステント術を受ける患者群は、術前3日前から術後30日まではクロピドグレルも内服する。ステントはAbbott社のものXactを使用。内膜剥離術群に関しては術式や麻酔方法は、術者に任せる。
術中は、ACTを250 程度で維持するようヘパリンなどを使用する。1.6.12ヶ月後、5年後とfollowする

とてもデザインがきれいで、ほとんどviasを考えられませんでした。

結果は、ステント術の非劣性は証明されました。
今後外的妥当性としてどう考えるかですが、
やはりcriteriaにのっかるような患者さんでは、まず、ステント術を勧めていくという流れになっていくのかな?
と感じています。
 みなさまはどうですか?

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