2015年12月14日月曜日

救急隊との勉強会(番外編)

隣町の救急隊が来年3月から、救急車に12誘導心電図を搭載することになりました。
これにより、救急隊員が心電図を読んで、心筋梗塞が疑える場合、適した病院への搬送を選択することがより可能となります。
 ここ道南地区では道南ドクターヘリを呼ぶかどうかの一つのtoolとなり得ます。
そんな救急隊員の方から、

「12誘導心電図」の機械を搭載するのですが、心電図の読み方を隊員に講義してもらうことはできませんか?

 と御連絡をいただきました。

「喜んで!」

とお引き受けしました。
 医学生や研修医の先生達に講義するのとは異なり、的を絞って講義することがいいだろうと、色々悩んだあげく、


 「胸痛を伴う、ドクヘリを呼んだ方が望ましいと考えないといけない心電図のみ」
=「ST変化のある胸痛を取りこぼさない」


ことに絞って講義をしました。

ある程度、理論的なことも必要ですが、いろいろな例えを用いて2時間弱の講義をしてきました。

point
  1電極位置を間違えない
   2「胸痛を伴う」傷病者さんでST変化を評価すること
   3心電図が全てではない

に絞りました。
 電極を間違うと、もう何ともならない・・・とか
 くも膜下出血でもST変化があります・・・
 3枝病変であれば、典型的な心電図にはならない・・・
ということも付け加えて終了としました。

まとめとしては、

 なるべくたくさんの心電図を見て、正常を頭に入れて下さい!

です。(公文式のように、ひたすら実症例またはドリル式のものをやる!)

この講義が少しずつ、地域の救急医療の質向上につながりますように。

矢越岬の近くNo1
矢越岬の近くNo2

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