2015年11月8日日曜日

ドクターヘリ運用で思うこと

松前病院は、転院搬送を函館によく行います。

心筋梗塞、大動脈解離、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血etc

そのツールとして、救急車での搬送、ドクターヘリでの搬送と選択肢が2月から増えました。
当院では、私がフライトドクターをしているということもあって、ヘリを呼ぶ側・呼ばれる側の両方の事情が院内に情報共有されています。

そのため、利用頻度も適応もある程度ぶれていないと自負しています。

これは、どこの地域でも同じだと思いますが、救急隊だけが頑張っても、救急医や救命センターの医師だけが頑張ってもなかなかうまくいきません。

ヘリを利用する側はどのようにすればいいのかわからないですから。

カバーする医療圏の病院やクリニックにもっと情報共有をしないと、いろいろな場面でのタイムロスをしてしまいます。

 せっかく、救急車では実現不可能な搬送時間を可能とすることが出来て、適したタイミングで適した治療を行うことが出来る可能性を秘めているツールですから。

もうそろそろ道南ドクターヘリが就航して1年が経ちます。
ある以上は、すばらしい搬送ツールの一つとしてもっと改善していければと思います。
全てはコミュニケーションだと思いますが。

色々悩んだあげく・・・

 ここ松前での勤務をいつまでにしようかとずっと悩んでいます。
もともと、2年のつもりでこちらに来させていただいて・・・

色々あったので、+1年。

日々の仕事にはとても満足していて、たくさんのことを学んでいます。
プラス一年したことで、ドクターヘリの経験も少しずつですがさせてもらっています。
現場のコミュニケーションの難しさ、判断の難しさを感じます。

そろそろ自分の夢に進みますか。

自分が医師として9年。
このあいだに色々と情勢が変わりました。医療の世界も少し変わりました。

地域医療に従事する医師も少しずつ増えているようです。

また、北海道のような医療過疎地を前にして、滋賀県を始めとする本州の地域は
全然医療過疎ではないこともわかりました。

今、私の地元で必要とされている医療・医療者はどのような人か。

そして、自分はそれに近づけているのか。

まだまだ未熟者ではありますが、ベクトルとしては間違っていなかったと思います。

滋賀を出て、苦手な関東・鎌倉で医師を始めたこと。
そのままERを後期研修に選んだこと。
その後に地域医療・慢性期疾患・終末期医療を経験させてもらっていること。

どれも、滋賀に戻るために必要なプロセスだったのではないかと思っています。
たくさんの人に出会い、いろいろと指導していただいたこととても感謝しています。

少しずつですが一歩ずつ近づいています。

医者の本音 (SB新書) 中山裕次郎先生

久しぶりに医師の書いた本を読みました。 医師としての経験年数が近いことや、医局に属さずに経験をつんできた似たような境遇から、共感する部分がとても多かったです。 いろいろなメディアを使って、医療者以外の人に対してもっと医療者の現実を知ってもらうことは大切だと思います。  医...