2015年7月2日木曜日

松前町立松前病院 その後⑩

 先週松前町議会選挙がありました。

平成25年9月27日当院木村院長が辞職願いを提出してから、1年半。私も含め現在勤務している医師7人中4人が辞職願いをだしています。
 それは町民のかたがた、行政の方々に真実を知って欲しい。町民にとって、北海道にとって、全国の地域医療にとって大切なことをここから発信していきたい。それを、行政の方と手を取り合ってやっていきたい。
 そんな気持ちから辞職願いを出しました。全国の医療者の方々の耳に入ったニュースです。
それから、一部の町民の方々が熱い思いでこの町から医療をなくしてはいけないと活動され行政に働きかけたり、町民の民意を伝える活動をされ院長始め私たちは松前で医療を続けることにしました。

 それは、約束があってのことです。

守られるべきことは守る。
遅れている病院の改築、独立行政法人化の問題にも積極的に取り組む。


これらがあって私たちは松前に残りました。

しかし、現状としてはほとんど動きはなく、やっと道庁から独立行政法人化対策の人事があったぐらいで結局私たち医療者が10年15年先の松前町に必要とされる医療を想定して今から対策を立てないといけないと考えていることにはまったく耳を傾けて頂けていません。

こういった現状がある中、あれほど行政と病院の間に問題があったと町内でもみなさん口々にしており、「次は何とかしないといけないなー!」
といっておられたのに、ふたを開けたらこの結果です。

松前町の医療はまだ、首の皮1枚でつながっているだけです。
いつもブログで書いていますが、地元出身の医師、またはゆかりのある医師がいない限り医師はその地域でずっと従事していれないのです。よっぽど、その町に魅力があるか、その病院にやりがいを感じることが出来ない限り。
 インターネットで医師を捜して連れてくるなんてことが簡単にできてたら、世の中の地域医療の問題は簡単に解決できているはずです。特に松前町のように交通が不便な地域はなおのことです。城があっても桜がきれいでも、毎日の日常になにか魅力があるものがない限り地域医療に従事しようと思う人はよっぽどじゃないといません。
 それは、医師以外の方が出稼ぎに行ったり、新しい職につかれるときと同じだと思います。結果、松前の若者が松前を出て函館や札幌、東京へ行っていますよね。松前に魅力(仕事)がないからではないでしょうか。医師も同じです。家族を残してずっと単身赴任できますか?

町民、行政がそのような医療職をサポートして、お互いに成長しなければ必ず1年半前と同じことが起きてしまいます。

 新しく議員になられた方、再び議員になられた方

松前町民のため応援して下さった方々のために頑張って頂きたいです。世の中でよく言われる、お金のばらまきなどで票を取ったわけではなく、町民の方々の熱い思いが集まって当選されたと思います。松前町のために松前町の未来のために頑張って下さい。

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