2015年5月8日金曜日

病院職員の成長(救急編)

私がこの病院に来て、もう2年が過ぎました。あっという間です。


救急隊からの受け入れ体制や救急室の整理整頓など、スタッフの皆様といろいろ議論して

1年目で土台作り
2年目で慣れていく(細かい修正を加えていく)
そして今3年目に入りました。

外来スタッフだけでなく、病棟スタッフも夜間や休日の救急受け入れ体制に慣れてきて、患者様にとっても救急隊にとってもだいぶ導線がよくなったとおもいます。

さらに、2月から道南ドクターヘリの導入があり、搬送手段として選択肢が増えましたが、これも順調に対応しているように感じます。看護師の皆様が自分たちでいろいろと問題点を列挙して改善する姿勢がとても素晴らしいです!次へつないでいく姿勢、チームを作っている姿勢がとても素敵です。

外傷患者さんが当院に来られました。一見軽症のように見えましたが(時間外受診に歩いてこられました)、微妙にバイタルが崩れている。
「?」
なんかまずい気がする。。。
看護師さんの判断で、ストレッチャーに寝かせ、モニターをつけてくれていました。

診察をしてさらに「まずい・・・」
レントゲンやCTをとって、結果やはり重症外傷。

経過によっては輸血の必要性も考えないといけない。
(当院に輸血のストックはないため、函館から3時間かけてバスで郵送)
週末のため看護師も少ない。(本日金曜日のため) 
当院での入院も考えましたが、函館搬送がベターと考え、送るなら、ドクターヘリが望ましいと判断。時間は夕刻。日没まであと少し。
ここから、自分の中のギアを上げて、搬送先病院へ連絡しながら、紹介状作成、点滴指示やその他のライン指示etc
ヘリGOサインがでたため、搬送先病院の先生に確認ののち、チェストチューブを挿入し、バイタル安定してフライトドクター、フライトナースをまつ。

診断してから20分で搬送先、搬送手段の決定。
そこから、30分でフライトドクター、ナースが到着。
合計50分の間に、すべき処置全てそつなく、流れるように出来ていました。
その間、救急室には穏やかな時間が流れていました。
必要な物品が必要なタイミングで出てきて、必要な声(お互いの仕事確認やバイタル確認)が必要な大きさ、適度なタイミングで発せられていて・・・
レントゲン技師さん、助手さんも含めて素晴らしいチームワークです。

無事にフライトドクター、ナースに引き継ぎ、ランデブーポイントへ向かう救急車を見送りながら、とても充実した気持ちでいっぱいでした。
救命を要求され、時間を意識しながらのERで勤務していたときにも似たような、疲れと満足感とが混在する気持ちでした。

2年前、ここに着任したときよりもさらに成熟した「チーム」を感じました。
私自身もチームの一員になれたようなそんな瞬間でした。

仕事をしていて「楽しい!」と思える幸せに感謝です。
今、とても充実しています。


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