2015年1月22日木曜日

当直でのできごと

北海道は松前でのある当直日
ここでは、札幌医科大学の医学生も実習に来るので、彼と当直

医学生「今日はよろしくお願いします!!!」(気合い十分!)

イイですね。やる気に満ちあふれているということ

私「どうもどうも。よろしく。でも、僕の当直はあまり患者さん来ないよ。救急をずっとやってたけど、そのときから、僕の勤務時間は荒れないという評判だったから。本当は研修中だから、たくさんすごいのが来てくれてたら、僕ももっと勉強になったんだけど笑」

そうこうして、2,3時間がたち、二人医局で勉強中。
電話が鳴る。


看護師さん「70歳台の女性が心窩部痛ということで外来に来られています。お願いします。」


私「はーい。行きます!」

私「○○君、さあ、女性の心窩部痛みたいだよ。何考える?」と歩きながら、鑑別を。

医学生「一番は、心筋梗塞を見逃したくないです。他には胃潰瘍とか・・・」

私「偉いね。腹痛といっても、まずは心臓は外したくないね。問診であれこれ一緒に聞いてみようか。」

なんてことを話ながら診察室へ向かうと、よく見たことのある患者さん。

女性「あーー、先生。今日先生が当番だったのかい。よろしくお願いしますね。」

と元気に会話。
診察室に入って、始めの5分は痛みの性状やその他の症状などいろいろ学生さんと聞きながら診察をする。よく知っている人なので学生さんに聴診も腹部診察もしっかりとさせてもらいました。(ここが、松前のいいところ。時間がかかっても患者さんも看護師さんも医学生の対応もしてくれる。)

 一通り診察が終わり、帰宅可能だろうと判断したところで、

女性「せんせい、予定日いつだ?もう産んだか?」

と。

私の話になりました。

私「産んだのは、僕じゃないですけど、もう産まれましたよー」

女性「!!!!!!」

女性「かわいかろー」「よかったなー」「めんこいのー」

そこから、15分ほどその地区の行事についてや松前のアワビやウニがいかにおいしいか。これからの時期はマスがたくさん捕れるということetc
東京出身の医学生には、言葉の違いもあって聞き取りにくいことはたくさんあったみたいですが、

医学生「えーーー!そんなにすごいんですか?! うらやましいです。食べてみたいです!」

と驚きの連続。

その間も元気に笑って話されているのを見ながら、間違いなく今は帰っても大丈夫だと確信して、帰宅してもらいました。

医学生「いやー、この土地のことを知れる、とてもいい勉強になりました!」


ん−。まぁ、いいか。
勉強になったのだから。彼は東京出身。そもそも、このような土地があること自体わからなかったそうです。そういう医学生の方もたくさんいるのでしょう。一部分だけでなく日本全体でどのような生活の方がいるのか色々知ってもらい、感じてもらえるイイ実習となっているかも知れません。

翌朝

私「○○君、ほら一人だけだったでしょ笑」

そんな医学部を目指す高校生達の病院実習風景




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