2014年9月29日月曜日

スイスチーズモデル 第5回松前QQ勉強会

 今回はあいだを空けずに書けそうです。
地域医療の充実とはどのようなものを意味するのか思案しながら毎日過ごしています。

9月26日(金)に
 「第5回松前QQ(救急)勉強会」
を院内で開催しました。
 今回はあるケースから浮き上がった当院内での問題点と、救急隊とのコミュニケーションツールの問題点についてそれぞれの立場で意見交換をし、改善点を見つけるという内容でした。

 病院内で問題点が生じるときにシステムエラーを考える上で、
「スイスチーズモデル」
 (マンチェスター大学心理学部教授ジェームス・リーズン(James Reason))

というものがよく引用されます。今回、私も引用させていただきました。
問題とは、一つ一つのエラーをくぐり抜けて、生じてしまうこと

 今回の当院での症例を通じて、
 ①院内の改善点:救急隊からの連絡を受ける際の救急連絡シートの見直し。
         院内統一での使用。
 ②救急隊の改善点:病院のシートにリンクするような形のシートを作成

このようにできるのは、この救急隊が搬送する先は現時点、当院のみであることから可能となりました。また、この改善点が来年2月から運用される道南ドクターヘリにも直結して活用されそうです。
 
 お互いが問題認識をして改善策を見つけていく
→それをまた検討して再度問題点の抽出→改善策をみつける

これらの繰り返しが出来ていければとてもいい医療チームが作れる!と感じました。

また、普段当院には救急搬送されない地域の救急隊の方からも
「今回初めて参加したけど、フランクに和気藹々と話ができて、とても有意義でした。」
とコメント頂きました。

この勉強会を開催し始めて約一年。
蒔いた種が少しずつ芽を出し始めてきました。

病院と救急隊を結ぶ

ひとつの目標に向かってこの勉強会は継続していきます。

松前の町民のみなさまへ
 こうやってこの町の救急体制はすこしずつ一歩ずつ前進しています。安心して過ごして頂けるようこれからも頑張っていきます。

2014年9月24日水曜日

マグロ祭り & 虹

9月に入って、医師が一人減り6人体制(一人は砂川市立病院からの研修医師)となって、院内でのレクチャー、病棟業務など仕事が少し忙しくなりました。
 言い訳になりますが、更新がなかなか出来ていませんでした。
それでも、北海道の夏は短くほとんど秋を感じることなく冬に突入してしまうため、休みの日は、家族で外に出かけています。
 去年は専門医試験のため参加できなかった
「マグロ祭り」


今年は、ちゃんと参加しました!
「大間のマグロ」といえば、みなさんご存じだと思いますが、
同じ海で取れる
 「松前産まぐろ」
は絶品です!!
しかも大間よりは安い。
こんなにおいしいまぐろを全国の人が知らないなんてもったいない!
というぐらいのモノです。今年は、たくさん上がっているそうで漁師さんも忙しそうです。

 私はというと、院内に新しい人工呼吸器が入るということで

看護師さん対象に呼吸器のレクチャーをさせてもらいました。

 「基本編」「実践編」
と2回に分けて行いましたが、なかなか。
如何にかみ砕いて呼吸生理を説明するか悩みましたが、自宅で子供とお風呂で遊んでいた水風船がヒントになりました笑
 風船を口にいれて陰圧をかけるとふくらみます!(よく大道芸人がバルーンアートをしているときのイメージです)
 これで、胸腔内が陰圧呼吸していることを理解してもらおうと、参加者さんに水風船を配ってみなさんにやってもらいました。意外と好評でしたよ。

看護師さん対象の本やICU関連の人工呼吸器の本を漁るように読んでみて(田舎でもAMA○○○ですぐに本は購入できます。)、やっぱり人工呼吸器はおもしろいなーと感じました。当院でどこまでの管理が出来るかわかりませんが、救命のために必要であれば、田舎でもやることはやるというスタンスをもったほうがいいと最近さらに感じました。

 病棟業務も今月はなにかと忙しかったですが、充実した一ヶ月でした。

さて、いよいよ来月10月からは5人体制です。

医師が減る中、どうやって今の医療体制を維持できるか見ものです(ワクワク)

町民の皆様は、この現実をしっかりと受け止めて自分たちで行動して下さいね。陰口ばかり言っていても何も変わりませんよ。
 大学からの人事では、医師は来ません。魅力的な病院づくりを町全体でしていかないと
医師は来ませんよ。 町民の皆様の意見が町を動かします。ぜひ立ち上がって下さい。この素晴らしい町を残すためには、医療の安定した供給が必須条件です。

家の近くで虹が見えました!

亀田総合病院へご挨拶

昨日、 亀田総合病院 救急部 へご挨拶に伺いました。 当院の医療圏には3次医療機関がないため、重症患者さんが来院された場合には、隣の医療圏にある亀田総合病院へ転院搬送を行うことが多いです。  救急車で20-25分 北海道松前時代に比べると全然楽です。函館の3次医療機関...