2011年6月14日火曜日

1医療者として思うこと

今日は、他病院からの研修医の先生が、外来の手伝いに来てくれました。とても優秀でいろいろなことに興味を持っていて、

将来は「地域医療をやりたいと思っています!」


なんてことを言ってくれるから、うれしく思いました。僕たちの後輩たちにもこのように地域に出て医療を守ってくれる同士がいると心強い! 
そんな彼が、
「元々いる病院は、1次救急と2次救急しか来ないんです。だから、交通外傷とかはあまり見たことがないんです。こっちに来て、看護師さんから先に『患者さん来ているので診て下さい』といわれたことが新鮮です。元の病院では、『こんな患者さんが来ているのですが、診ますか。』と聞かれるのが普通。断ることはないのですか??」

断らない病院で働いて5年目になる。救急車のホットラインも看護師が取り、当たり前のように次から次へと患者さんが来る病院。そんな中で育ってきた僕は、久しぶりにこのような感覚の人と出会った。でも、これが現状。

誰が、「1次とか、2次とか、3次とか決めるのか」

患者様からすれば、「苦しい」とか「痛い」とか感じて、病院に来るわけで、病院前での判断はあくまでトリアージにしか過ぎない。勉強されている救急救命士さんもたくさんおられるが、もし、判断を誤った場合誰が責任を取るのか。
2次と判断して、病院での診察で緊急性が高いと判断しより高次病院に転送となった場合、このtime lossはどうするのか。

そんなことを考えれば、一つの都市に基幹病院一つ、救急車を搬送する病院を決めて、医師も看護師もその病院に集中させ、何よりも早く現場から病院に搬送する方がみんなにとって有意義ではないかと思う。このことは、元bossであるO教授がよくおっしゃられていたことですが、最近、切にそう思います。離島、地域では、患者様を断ってしまっては、患者様は次に行く病院がない。そんな地域病院で頑張っておられる先生はよっぽどかっこいいと僕は思います。

彼にもこのことを告げて、「どう思う?」と聞いてみました。どのように感じてくれるのか楽しみです。

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